不都合な真実
この映画を観に来ている方はきっと環境意識が高くて、例えばゴミの分別なんかも自治体の指示通りきっちり行っている(若しくは、しようと思っている)人なんだと思うんです。
映画の内容も「あ、知っている」って事ばっかりで、頷いている内に観終わっていたと思います。そして、この映画を観た人々は「多くの人に観てもらいたい」って考えたことでしょう。
しかし、意識が低い人はわざわざ金出して足労して時間を費やすことなんかしません。もし映画館に足を運んでも隣で上映している娯楽映画を観てしまうのです。しかし、それはそれで否定できません。
勿論、私も多くのに観てもらいたいと言う気持ちになりましたが、環境啓発するのならば例えばNHKのドキュメントでもいいですし、新聞の切り抜きでも、自ら直接申し伝えることだっていいのです。
まずは、自分が出来ることをすればいい。
でも、やっぱりこの映画を観てもらいたい人はいました。
それは主人公のゴア氏が正に政治家である、と思ったからです。
この映画の肝要は京都議定書を批准していないアメリカの政治家から発信されたところにあるのではないでしょうか。
昨今、政治家はマニフェストを掲げることに熱心であります。
この映画は一人の政治家の活動記録と半生を語ったものであり、すなわち、これこそが彼の揺るぎないマニフェストと言えるのではないだろうか。
政治家として何を「したか」「しているか」「したいか」ということを、映画という媒体を通して提示したと言う点で本作は興味深い作品となりました。
そして全ての政治家に本作を観てもらい「不都合な真実」を隠さないよう襟を正し職務を全うしてもらいたいものです。
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